先月末久しぶりにAmazonで新譜を2枚購入。HMVとTowerのネットで価格チェックをしたところどちらもAmazonがスペシャル価格で割安だった。そのうえ溜まっていたポイントが使えたので、ほんの少しだけ得した気分。
そのでたばかりほやほやの内訳はJack’s Mannequinの”The Glass Passenger“とof Montrealの”Skeletal Lamping“。
Jack’s Manequinは、ケーブルTVの音楽専門チャンネルの洋楽チャートでもTop10にくい込んでいる。で、of Montrealは…、マニアでコアな人気はバッチリなのだが、さてさてどこまで売れるやらである。
Jack’s Mannequinは、エモ系バンドSomething CorporateのVo.でKey担当のAndrew MacMahonのサイドプロジェクトとして始まったもの。2005年に1stを発表した。その後、白血病を患うものの現在は完治?、今年9月新作”The Glass Passenger”を引っさげてカムバックしてきたというわけだ。
中身は、前作同様のエモな香りプンプンのピアノロック、MacMahonの作り出すメロディが炸裂する。基本路線は前作を引き継ぎ、印象は変わることはない。
ただ本作のほうが、Vo.を始めとしてサウンド全般にやや丸みが加わったかな。前作はささくれだった手触りがあって、ちょっとイタイ感じが味といえば味だった。 そういう意味では、色々な経験がプラスになって熟成が進んだといえるかもしれない。
スピード感あふれる曲もシンプルなバラードも’08年ののPopを体現するサウンドだと思うのだが…世の中の評価はどうなんだろう?
さて、of Montrealである(本作発表にあわせたように2~3日前にwebもリニューアル)。本作でスタジオアルバムは、9作目ということになる。こいつはいつもながらにクセモノ、毎回手を変え品を変え聴くものを幻惑させる。
さらに今回は、かなり複雑な折りたたみ変形スリーブ(恐らく初回限定)、取り扱いに注意が必要なほどである。
of Montrealは、もともとひねくれレーベルElephant 6のアセンズでパフォーミング・アーティスト、Kevin Barnesを中心に結成されたバンドというよりプロジェクト。
アルバムを出すごとにメンバーが入れ替わり立ち代り、それに併せてサウンドも変化してきた。
「オモチャ箱をひっくり返したような」と表現される摩訶不思議なひねくれof Montrealサウンドが持ち味である。ここ数作では、ほとんどKevinのソロ・プロジェクトと化していた。
今回は、打ち込みのメリハリリズムにのせて展開するカラフルでグラマラスなダンス・ミュージックがテンコ盛り。有無を言わさないノリノリのサウンドなのだが、そこはof Montreal、ストレートは一球も投げません。
嵌ったら抜けられないアリ地獄、もうずるずると中心に向かって落ちていくこと間違いなし。個人的には、これが最高作とは思わないが、やっぱり of Montrealワールドから抜けるのは難しいようだ。