松本清張「西海道談綺」全4巻読了


saikaidoudanki
先週の土曜日に松本清張「西海道談綺」(文春文庫)の全4巻を読了。
年末に文藝春秋社の雑誌「Title」のミステリー特集で知ったこの作品、ネット古書店でまとめてお安く購入。
カバーのデザインもかなりいけてるんじゃないかと思う。

浜松出張から読み始めて、ほぼ二日に1巻のペースで読み進める。さすがは松本清張、びしびしとページをめくらせるその展開に圧倒される。

話は江戸時代、大分県の日田地方に置かれた幕府機関に配属となった、いわく有りの武士がその地方の隠し金山の秘密を探る、というものなのだが…。
この主人公にも秘密が有り、それにからむ様々な人物もみな怪しい。

そのうち、主人公の陰が少し薄くなってしまうのだが、話はかまわず展開し、揚げ句の果ては得体のしれない妖術合戦となる。
また、この妖術が荒唐無稽にならず、実にリアリスト松本清張らしい結末を迎えるのである。

松本清張が、いわゆる“伝奇小説”をものしているとは知らなかった。
かなり楽しませてもらった。

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