B.ラウファー「キリン伝来考」読了

Kirin昨日、ベルトルト・ラウファー著「キリン伝来考」(ハヤカワ文庫NF)を読了。

原著は、1928年に出版された古い本。キリンという動物がアジアやヨーロッパ社会に運ばれ、紹介されてきたかを古くからの文書や美術品などを通して検証したもの。まったく、まじめな本である。

古くは、ラクダと豹を合わせた動物だと考えられ、日本でも豹駝と表記されていた時期もあるらしい。確かに、あの長い首と模様を見ればそう考えても不思議はない。
キリンに限らず、それまで見た事も無いうえ、大きさや姿形が身近な生き物とかけ離れた動物を見たときの驚きは、想像に難くない。
古代から権力者たちが力を誇示するために、そんな動物を集め、大衆に見せた。これが動物園のはしりなのだ。

なぜ、この本を読んだのか?
それは、学生時代に見かけたポスターのコピー“キリン来る!!”を思い出したからだ。20数年も経った今でも、頭にこびりついて離れない、強力なコピーだ。実際には、学園祭にやって来るバンドかなんかの告知だったと思うのだが…その言葉だけがすり込まれている(Mさん、どうだったっけ?)。

内容よりも、そのことに突き動かされて読んだという珍しい本である。

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