J.トンプスン「おれの中の殺し屋」読了

KillerInsideMe 金曜の夜にJ.トンプスン「おれの中の殺し屋」(扶桑社ミステリー)を読了。

 昨年の秋ごろに購入していたのだが、既読の「内なる殺人者」(河出書房)を新たに翻訳をしたものなので、先送りしていた。ここのところ忙しない日々のため、どっぷりつかって一気に読めるんじゃないかということで、手に取った。一度読んでいるストーリーでもあり、予想通りぐいぐいと進み、あっという間に読み終えてしまった。

 翻訳については、古いのがいい、新しいのがいいと、意見が分かれるところだろうが、新訳は文庫で安くて簡単に入手できるし、トンプスンを未読なら、入り口としては最適じゃないかと思う。S.キングの文章もおまけについてるしね。

 ストーリーは、テキサスの田舎町の保安官助手の心の中に潜む殺し屋が、抑圧を突き破って彼の表に姿を現してくるというもの。でも、サイコやホラーではない。

 一人称で語られる文体と境界線のあいまいな表現は、実に現代文学である。

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