R.ライアン「暁への疾走」読了

Early one Morning 日曜日、ロブ・ライアン「暁への疾走」(文春文庫)を読み終える。随分と久しぶりの冒険小説、前は何時、何を読んだのかも覚えていない。そんなことからも、かなり期待して読み始めたのだが…。

 舞台は、第二次大戦前のヨーロッパから始まる。自動車レースが本格的なものになり始めた頃、ブガッティを駆る画家のお抱え運転手ウイリアムズが主人公。
 前半は戦争前のレース生活と画家の愛人とのお話。ウイリアムズは、あるレースで優勝し、その後、ブガッティと契約。画家の愛人イヴとも結ばれる。

 やがて、第三帝国のフランス侵略でイヴと離れイギリスへもどる。そこで、スパイとして訓練を受け再びフランスへ送り込まれる。

 レース仲間とともにブガッティ・アトランティックを駆って、いくつかの破壊活動も成功させるのであるが、ついにナチスの手が彼らのもとへせまる。

 あれれっ?ブガッティが思ったほど活躍しない。走りに走りまくって、敵を混乱させてくれるのかと思っていたのだが、実在の人物を下敷きにしているのでるためか、よくいえば地に足のついた展開。悪くいえば地味な展開。

 とにかく、メインのメカがブガッティのはずなのに、エンジンのうなりと土煙をあげて爆走するなどという派手なシーンはほとんどと無いに等しい。ストーリーがどうのこうのという前に、それを楽しみにしていたので、完全に肩透かしをくった気分。この表紙を見ればそう思うよなぁ…。

 プロローグに描かれたオーストリアの湖から見つかった偽札のお話などが実話だけに、もっとナチスの陰謀やらなにやらが絡んできての大冒険活劇が展開されるものと思っていたのだが、正直、物足りない!残念。
 わくわくしていた私のハートは、中途半端に浮き上がってしまったまま。

 次回は、R.v.ヒューリックの新刊、続いてボッシュの予定。

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