Klaatu 1st.+2nd.

 一昨日、カナダのBeatles類似バンド、Klaatuの1stと2nd.をオークションでゲット。2枚合わせて約2000円。最近、旧譜はもっぱらオークションか、Saleものになっている。
 今月は、もっとも真剣にRockを聴いた時代、70年代中盤から80年代のPunk+New Waveものがどっさり、紙ジャケで発売になる。必要のないものもが多いのだが、Jamの”Snap”やら、Stranglersやらは、かなり欲しいような…。出費は抑えられることにこしたことはない。もちろん70年代の王道(個人的にね)ものも欲しいものはあるしねぇ。

Klaatul  とうことで、安価に入手のKlaatuの2枚。
 デビュー時は、ジャケットにメンバーの表示が無く、そのサウンドがBeatlesぽいということで、ジョンとポールの変名バンドでは…などと言われていた。まあ、これは一種の販売戦略?か、Beatlesの終末を残念に思った人たちが、勝手にそう思い込んで噂が先行したのかも知れない。
 その後、3人のカナダ人のグループだと判明、3rd.以降は売上げが伸びず。その後3枚のアルバムを出すも、時代の流れに埋もれてしまった。

 1st.は、”Klaatu”というタイトルだったり”3:47 EST”となっていたりする。1976年、それこそイギリスでPunkが産声を上げた頃のアルバム。確かにのっけからBeatlesぽいといえばぽい。メロディーは、実にBritish Pop。メロディーの引き出しも多くて、アレンジもバラエティに富んでいる(ちょっと大げさな曲もあるかな)。

 でも、決定的に違うのはヴォーカル、これでジョンとポールの変名バンドというのは、かなり無理があるような気がするぞ。でも、悪くない、特に最近はこんなの無いもんね。

 2nd.は翌年1977年発売で”Hope”というタイトル。最初の2曲など、強いて言えばWingsぽかったりするかも、全体に、前作をさらに大げさに展開したプログレ・テイスト。ジャケットのイメージそのまま、きっとコンセプト・アルバムでしょう?どちらが、好みかというとどちらも一長一短という感じ。2nd.はちょっとやり過ぎな感じがしないでもないな。

 まあ、どちらも今の時代には、滅びてしまったBritish Pop様式のサウンドが、懐かしい好アルバム。

 ところで最初にも書いたけど、最近のレコード業界は、Punk+New Waveのルネッサンス期に入ったようだ。気になるものが、あるといえばあるゾーンだよなぁ。

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