M.コナリー「暗く聖なる夜(上下)」読了

Lost Light 一昨日、M.コナリー「暗く聖なる夜(上下)」(講談社文庫)を読み終える。
 前の「ジョン・ランプリエールの辞書」にてこずったこともあり、こちらは快調にあっというまに終わった感じがする。
 この本も駅前の Book Off で購入。

 ボッシュ・シリーズの第9作。
 ボッシュは妻エレノアとも別れたうえにロス市警を辞め、私立探偵になっているが、年金生活で特に仕事はしてなかった。
 しかし、彼の心の中にすみ続けているひとつの殺人事件の真相を突き止めることに…。

 それは4年前、映画製作スタッフの女性が自宅前で殺されていた。数日後、彼女がかかわっていた映画のロケ現場で現金強盗が発生。

 事件は彼の手から離れ、別の刑事に引き継がれるが、奪われたはずの現金のナンバーが FBIの目にとまる…。
 その後、刑事もバーで撃たれ、一人は死に、一人は全身不随となり、捜査は、宙に浮いたままとなっていた。

 独自の捜査をはじめるとすぐに、市警・FBIの横槍が入り、それにあわせるように執念が燃え上がるボッシュ。
 やがて、この事件にかかわったFBI最初の人間が行方不明になっていることが判明。
 「トランク・ミュージック」に登場したFBI捜査官リンデルも絡んで、捜査の先は読めなくなってくる。

 今回もいつものように2段落ちの結末。
 下巻の真ん中を過ぎないと事件の本筋に届かない展開なのではあるが、ボッシュのキャラクターと世界観に慣れてきたこともあって、ぐいぐいとページはめくられる。
 そのうえ、ここのところのおなじみキャラクターだけでなく、今後の重要なカギとなるであろうキャラクターも軽く顔見世。

 さらに、最近出た最新刊を期待させる作品。じれったかった「ジョン・ランプリ…」のいらいらを一気に解消。
 次は、ジョン・カーリー「百番目の男」へ突入。

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