S.マクブライド「花崗岩の街」読了

Cold Granite 昨晩、スコットランドの期待の新人スチュアート・マクブライドの「花崗岩の街」(ハヤカワ・ポケミス)を読了。
 遅れを取り戻すべく、ぐいぐいと読み進み、CD購入同様勢いに任せて3時近くまでかけて読み終えた。
 さすが、バンクス(I.ランキン)のライバル誕生と謳われるだけあって、ずっしりと読み応えありの好作品。
 最初は、何となくよたよた感があって読速が上がらなかったのだが…、結果凄まじく追い込んだ。

 舞台は、スコットランド第3の都市アバディーン(大好きな映画「ローカル・ヒーロー」の舞台に近い)。
 以前の事件で容疑者にメッタ刺しにされて、死にかけていたローガン・マクレイ部長刑事が復帰。それに合わせるように幼児の無残な死体が用水路で発見される。

 手がかりは無し、当然、捜査の進展もしない、怪我をする前の恋人は監察医で、現場では気まずい。さらに新しい上司には、少し煙たがられ(?)、別の殺人事件も任される。

 その上、続けるように子どもが行方不明に…。さらには、幼児性愛者の裁判が始まり、くせ者弁護士やら道路に転がる動物の死体を集める精神を病んだ若者やらが次々と絡んでくる。

 途中は、登場人物が入り乱れてちょっと混乱気味になってしまうほどである。しかし、脇役が敵も味方(この表現が正しいかどうかは、勝手に判断してちょ)もなかなか魅力的である。特に、アシスタントの婦警ワトソンとギャングの老人用心棒ダグがいい。

 新書判2段組で約450ページとなかなかの大作なのだが、入り組むストーリーと魅力的な登場人物を描くことでこの長さになったのだろうが、なかなか充実していた。
 途中、病室の警備をさせられる警官が、こっそりバンクス・シリーズを読んでいる辺りは、ランキンに対するオマージュなのか、ライバル意識なのか?どちらにしても今後の期待は大である。
 (次は久しぶりのSFの予定)

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