すっかり失念 F.ヴァルガス「青チョークの男」読了

L' homme aux cercles bleus 「ららら科學の子」の次に読み終えていたのに、すっかり忘れてしまっていたフレッド・ヴァルガス「青チョークの男」(創元推理文庫)。
 これも少し前に駅前の古書店で400円ぐらいで購入していたもの、今年の始め頃出たもので意外と早めに入手できてラッキーだった。
 なかなかの拾い物(ファンには失礼か)だった。
 
 作者は、フレッドという名前ながらフランス人女性。この前にも同じ創元推理文庫から「死者を起こせ」という好作があるらしい。で、フランス・ミステリ界でものしてきているとのこと。
 
 さて、本作は署長アダムスベルクシリーズの第1作。
 パリ市内の路上で青いチョークで描かれた円の内側に、ロウソク、人形のあたま…と毎晩のように置かれている。一体何者の仕業なのか?
 
 やがて、円内に置かれたものが死体になってしまう。そしてもう一件…。事件を追うアダムスベルグ署長以下、ほとんど酔っ払いダングラール刑事、そして女性魚学者(これが、意外やアダムスベルグと関係あり)、盲目の若者などなど。
 
 あたかもシリアルキラーもの、サイコものと思いきやそうでも無い、展開は意外とライトで論争好きのフランス人らしく、会話も楽しめる。そのうえ長さも程よき長さ(このノリでもっと長かったらシンドイかも…)。

 青いチョークの意味は?、犯人の狙いは?、どうなるのかと思っていると、意外な方向へ話は向かう(これ以上は書けない)。
 
 もっと、どろどろしているのかと思って買ってみたのだが、軽ーく楽しめた。次回作が出たら読むかもね。

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