G.カロフィーリオ「無意識の証人」読了

Testimone inconsapevole 昨日に引き続き鼻の調子が最悪である。鼻のかみすぎで鼻がひりひりする上に乾燥で咽喉までがらがら。熱っぽさは少し改善されたかも知れないが、憂鬱なのは変わらない。
 さてこの本、ジャンリーコ・カロフィーリオ「無意識の証人」(文春文庫)も先週には読み終えていた。
 なんとJ.ディーヴァーが推薦文を書いているとか、色んな賞をとったとか、前評判はすこぶるよい。

  この作者、1961年生まれの現職の検察官とのこと、ずっと小説を書きたいと思って書いた処女作がブレイクしたらしい。

 主人公は、38歳のうだつの上がらない弁護士グイード。妻にも愛想を尽かされボロボロの毎日を送っている。そんな彼に持ち込まれたのが、まったく勝ち目のなさそうな刑事裁判。

 イタリアに出稼ぎにきたアフリカ人が、地元の9歳の男の子を殺したというもの。被告の立場は、ニセブランド品を売ったり、ハシシを吸ったりとよろしくない。そのうえ、アリバイを証明できる仲間の名前を言うわけにも行かない、極めて微妙な立場。
 さらに、少年がいなくなった日に彼を見かけたという、バールのオヤジの証言がある。

 被告と面会をするうちに、きっかけをつかんだかのように徐々に立ち直っていく。そこがストーリーの柱ではあるのだが、タイトルにもあるように、「証言」の意味が問われる。

 もともと、裁判物はあまり好きではないのだが、手ごろな厚さで読みやすそうだったので読んでみた。裁判物に強くないので、この「証言」をこのように展開させるというのが、絶妙なのかどうかはピンと来ないのだが、確かに「そうだな」と納得がいく。
 表紙のイメージほどシュールな印象はないが、ある意味こういうことであるな…。これ以上は書けないネタバレになりそう。

 前評判ほどかどうかは、何とも言えないが、思ったよりもライトな感じだった。 
 グイードを主人公にしたシリーズになるらしいので、タイミングが合えば読んでみてもいいかな。

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