極私的カンタベリー・ミュージック考

 大好物のカンタベリー・ミュージック(サウンド)についてチョコッと書いてみる事に…(もちろん専門家ではないので、個人的な考察ということでご勘弁を)。
 
 カンタベリー・ミュージック(以下”カンタベリー”)を知っているものの間では、”カンタベリー”に明確な音楽スタイルがないのは定説となっている。
 また、英国の南東部の都市カンタベリーという街の出身者がやっている音楽というわけでもない。
 ただ、カンタベリーのR.Wyattの実家に下宿した人物たちが結成したWild Flowers~Soft Machine(Softs)が、大げさに言うと起源。
 その音楽の本質は、以後の数々のアーティスト、グループに受け継がれているものに独特のユーモアとジャズやサイケデリック、アヴァンギャルドといった形にとらわれないアプローチが挙げられる。
 中でも、ジャズの要素をロックに取り入れたジャズ・ロックの様式は、その代表的なものであることは間違いない。

 Wild Flowers~Softsもスタート当初は、ユーモアたっぷりのサイケデリックな世界を展開していた、これは早々にグループを去っていったD.AllenやK.Ayersによるところが大きかったようだ。もちろん、R.Wyattもそれを支えていたのだが…。

 彼らの脱退後、Softsはジャズ色を強めて本格的にジャズ・ロックを形にしていくのである。
 
 そして、彼らを中心に関連するミュージシャンたちが、ついたり離れたりするなかで、様々なバンド、セッションなどを行なって、様々な音楽スタイルを吸収・消化して、どこかサウンドの底辺に共通する何かを熟成させていったのではなかろうか?
 
 Softs以後の代表的なバンド、Caravanは英国らしい暖かみのあるPOPセンスとユーモアが持ち味だし、Hatfield & The North、National Healthは、洗練されたクールなセンスとテクニックが売りである、そのスタイルはのちのFusionの香りを醸し出しながらも、ちょっと毒のあるユーモアが、単なる快適音楽にとどまる事をよしとさせないのだ。
 
 全般にジャズ・ロックなのだが、アヴァンギャルドなアプローチをとるものも多く、決して聴きやすいものばかりではないのだが、どこか共通するスピリットがあって、不思議にはまってしまう(もちろん、これは個人的な感覚なのかも知れないのだが…)。
 
 さて、そこで何を聴けばその片鱗に触れられるのか?という事になるのだが、それは”カンタベリー”好きな人それぞれの意見があるだろうが、個人的には以下の3枚。
 
 1.Hatfield & The North “The Rotter’s Club”
 2.Caravan “In The Land of Grey and Pink(グレイとピンクの地)
 3.Slapp Happy “Casablanca Moon”
 
 もちろんR.Wyattなど山ほど重要と言われる人たちがいるのだが、”カンタベリー”の色んな側面に触れてもらうぶんには、こんな感じと思う。

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