赤瀬川原平「ゴムの惑星」読了

Gomu no Wakusei ほっと一息ついた土曜日に、敬愛する赤瀬川原平大先生の「ゴムの惑星」(誠文堂新光社)を読み終える。
 先日近所の古書店で、「運命の遺伝子UNA」とJ.フォードの「シャルビューク夫人の肖像」と一緒に購入していたもの。
 バタバタのヘビーなスケジュールの中では、この奇妙だがライトな(軽妙というべきか?)な文章がちょうどよかった。

 この本はもともと「天文ガイド」という天文ファンのための雑誌に連載されたエッセイ。
 少年時代に天体観測におぼろげなあこがれを抱いていたものの天文ファンになれなかった著者が、お遅ればせながら「おじさん」になって、マニアでないメンバー(南伸坊たち)とロイヤル天文同好会を結成、ついに天文ファンになった。

 スタートが遅かった分、その興味は純粋な天文というよりも望遠鏡やカメラなどの物件に軸足が置かれている。が、しかしそこは不思議の人赤瀬川大先生である。
 様々な天文・宇宙の事柄に物件的な(かってにそう呼ぶが)視点と哲学が盛り込まれ、思わず吹き出しそうになる。

 書かれた時期も後期バブルな時期こともあって、渡辺和博のイラストも泡がはじけそうである。くすっときたり、ふ〜んときたり、そうそうとうなずいたりしながら、アッという間に読み終える。
 何事かなるわけでもないが、人生を楽しめる方向に持っていけそうなそんな感じにさせる大先生的視点なのである。

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