J.カーリー「デス・コレクターズ」読了

Death Collector いやはや、やっぱり年度末。駆け込み仕事で土日も自宅作業…。例年よりゆるいスケジュールだったはずなのだが、やっぱり日本の年度末って感じである。
 せっかく解禁もして、釣行のお誘いもあったのだが、今回は不出馬となった。まあ、毛鉤も巻いていないし、体調も良くなかった事もあり、断念。

 金曜の夜にジャック・カーリーの「デス・コレクターズ」(文春文庫)を読み終えていたのだが、書く余裕がなかった。これは、昨年の夏に呼んだ「百番目の男」のカーソン刑事ものの第2弾。
 「百番目の男」が、ある意味、これまでにない「怪作」であっただけに、個人的には今作へも変な期待が盛り上がっていた。

 前作同様、舞台はアラバマ州モビール市。異常犯罪専門のカーソンとハリーが活躍する。
 殺人現場に残された異常な絵画の断片を手がかりに捜査を進める2人。30年前の連続殺人グループに端を発するものであることは見えてくるのだが…。
 犯人もその動機も見えてこない。

 その上、地元TV局とトラブルを起こして、取引きをすることに、以後女性レポーターと行動をともにしなければならなくなって、良いのか悪いのか?

 30年前の事件にかかわりのあった人物をあたるうちに、連続殺人に係わる品物を収集する人間たちが存在する事が明らかになる。 

 今回もカーソンの兄が、重要なところで絡んでくるし、殺人の動機も前作ほどではないにしろ、これはこれでありなのかな。
 全体的に要所要所の小道具が、うまくちりばめられて最後まで興味が持続するように書かれている。
 おおむね、最近のアメリカのこの手の小説は、映画化を意識した仕上がりになっているんではないだろうか?

 まずまず、楽しめたかな。
 前作より意外性はないものの、全体的に無理のない安定した内容になっているような気がする。次作が、こじんまりとまとまらないことを祈る。

 次は、古典?「ハマースミスのうじ虫」。

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