R.ファン・ヒューリック「紫雲の怪」読了

The Phantom of the Temple  昨日午前中から今まで2時間の仮眠でぶっ続けで起きている。まあ、仕事だからどうしようもない。それでも今日は2/29、普通は存在しない日で、ラッキーといえばラッキーなのかも知れない。
 でもうるう年であろうがなかろうが、どのように納めるかはスケジュールにはあまり関係ないのかも…。しっかし、眠いなぁ。
 という状態なので、毛鉤な皆様、今週末は完全に無理です(笑)。

 一昨日の夜のことになるが、R.ファン・ヒューリックのディー判事ものの最新刊「紫雲の怪」(ポケミス)を読み終えた。たまたま覗いた職場近くの書店で発見購入となった。ポケミスは早々すぐには古書店にはでないので、お気に入りはとっとと新刊でというのが、ここのところの決まりになっている。

 さて、本作は、日本語未訳の唯一の作品、今後は他社から出ていたものの再翻訳?になっていくらしい。翻訳は「イスタンブールの群狼」に引き続き和爾桃子である。

 で、舞台は処女作の「中国迷路殺人事件」の舞台でもあった西域の架空の都市「蘭坊」。
 知事のディー判事のもとに街のはずれの丘にある廃寺で、荒くれ者の斬り離された頭と胴体が見つかる。前の晩、居酒屋で酔っぱらってけんかをしていた相手が、その寺で寝ているところを見つけられ、とらえられたのであるが…。

 調べてみると、頭と首は別人のものと判明、もう一つの殺人が浮かび上がってくる。さらに、昨年の皇帝の黄金盗難事件やら元長官の娘の失踪事件やらいくつもの事件が、この荒れ寺とからんでくる。
 そのうえ、西域では仏教が新しい宗教として淫祠邪教な一派を形成していたとの設定で、寺にまつわる幽霊話やら怪しい女祈祷師やらまで登場して話を複雑にし、盛り上げてくれる。

 今回は、判事の副官馬栄(マーロン)が、大活躍。西域の辺境の街、蘭坊のあちこちに顔を出して、その雰囲気を紹介するように、事件の鍵を見つけてくる。

 とにかく、このシリーズは肩に力を入れなくても読めるので、ちょっとした気分転換には最適である。今回は、ちょっとした怪奇趣味と皇帝の黄金の謎(そこまで大げさでもないな)が絡んで、長くはないが、軽いながらも読み応えありである。

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