う〜ん、S.スミス「ルインズ」<上><下>読了

Ruins 今日はついていない、朝からトラブル処理で、午後も夕方になってあらたな問題発生。一つ終ったと思ったのも束の間。胃の痛くなりそうな状態に…。比較的時間が早かったので、なんとか事無きでもないが、ソフトランディング。で、これを書いていたのであるが、悪いことは起こるもので操作を誤ってまるまる削除してしまった。
 また、一から書き直している始末である。

 で、そんな中ではあるが、昨晩あの傑作「シンプル・プラン」のスコット・スミスの待望の2作目「ルインズ」<><>(扶桑社ミステリ)を読み終えた。

 昨日も書いた通り、期待の作家であったこともあり新刊にて購入。<始末屋ジャック>下巻が到着する前に攻撃開始となった訳である。タイミングもバッチリで、<ジャック>の上巻を読み終えてすぐ、こちらに手を付けたのだが、こちらの上巻を読み終えたところで、<ジャック>の下巻が到着。なんともそういう運命だったようである。

 一言で言うと問題作。どう判断していいのか、いささか困惑しているほどである。

 舞台はメキシコのリゾート地カンクンとその近くの考古学的な廃虚?そして、登場する人物はお気楽なアメリカ人の若いカップル二組、輪をかけて能天気な3人のギリシャ人観光客、そしてフツーっぽいドイツ人旅行者。

 彼らが、ドイツ人マティアスの弟を探しに問題の廃虚ヘ向かい、そこで遭遇するトンでもないことを描いたもの。とにかく入り口はゆるい、ゆるゆるでマティアス以外がそこへ行く理由も必然もないのであるが、彼らは行ってしまう。
 そこからは、不安と緊張が全体を覆って、一瞬たりともその霧は晴れることが無い。さすが「シンプル・プラン」の…である。

 次から次へと彼らを襲う出来事についついページをめくる手がとまらなくなる。面白いのであるが、そんな役割がなんでギリシャ人でないといかんのかとか、2人の女性陣のキャラクターがあまいなうえに、その性格もハッキリしない。さらに彼らを廃虚に閉じこめるマヤ人たちなんでそうするのかは、登場人物の想像だけがかかれているだけ、等々、なにやら釈然としない感じ。突っ込みどころ満載。

 そのもやもやが最後までもやもやで…。本当に問題作である。
 それが、第1作から13年をかけ、何本も反故にして書き上げた第2作なのだから、ある意味スミスはただ者ではない。全体に釈然としない違和感のようなものが漂うものの、それを狙っていたのなら、こいつはやられたということになる。

 賛否両論別れそうな感じがしないでもないが、本作は本作として、個人的には次作も必ず手にする気にさせるものがあったと書いておくことにする。結局、「う〜ん」な感じ。

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