B.マギロウェイ「国境の少女」読了

Borderlands 恒例のサッカー合宿が週末に迫ってきているのだが、今年は事情があって参加ができない。ちょっと残念である。
 月末にたまりにたまった休みをとってタイ旅行なこともあって、その前に終わらせないといけない仕事も重なっている(それと合宿不参加は直接関係はないのだが…)。

 で、昨晩読み終えられるかな…と思っていたブライアン・マギロウェイの「国境の少女」(ハヤカワ・ミステリ文庫)だったが、異様に寒かったタイ・フェスティバルのせいで疲れが出たのか眠気に負けてしまった。それで、今朝の電車の中で読み終えた。
 当初、書くつもりだった「鼻行類」は、読み終えているのだが、関連図書が本日到着したので、それと合わせて書くことに…。

 本作は、元本も昨年にでたぴかぴかの新作である。そのうえ著者もぱりぱりの新人。で何故本作を読むことにしたのか…。
 書店でチェックしたあとがきに「I・ランキンの熱烈な読者である」とあった、これは読まねばいかんわな。そのうえCWAの新人賞ノミネート作ときたもんだ!

 舞台は、北と南のアイルランドの国境の町リフォード、主人公はその町の刑事ベンジャミン(ベン)・デヴリン。ことの発端は、15歳の少女の死体が下着とつり合わない豪華な指輪をはめただけの姿で国境線上で発見される。
 捜査上には、被害者の義理の父親(こいつは地元でも評判のくせ者)と付き合っていたといわれるトラベラーと呼ばれるトレーラー・ハウスに住む若者が浮かび上がるが…。

 証拠が挙がらないまま、道路わきで炎上した車の中で若い男が死亡する。そして、地元議員を長年勤めた大物が入所しているケア・ホームに侵入者があったとの連絡が…。
 さらに、ベンの隣家の家畜が襲われるといったオオヤマネコ騒動まで勃発する。

 ストーリーがあちこちに散らばって行きそうななのだが、ちゃんとベンを中心に破綻することなく着実に進んでいく。ことの根底は、30年近く前に起こった失踪事件へとつながっていく。
 その中で、ベンの上司や最初の被害者の義理の父、元議員…のつながりが…。

 最初の事件が発生してから、しばらくはのらりくらりと進んで、進展らしい進展が無いような雰囲気を漂わせているのだが、中盤から終盤へ向けて、ぐいぐいと読ませる。
 実際に、読んでいて前半は物足りなくてページをめくるスピードもいまひとつだったのだが、30年前の失踪事件に突き当たったあたりから、こちらのスピードもあがった。

 ベン・デヴリンを主人公とするこのシリーズは、すでに第2作が出ていて、第4作までは決まっているとのこと。今後が楽しみである。ただ、カバーのイラストは好みではないな…。

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