J.アボット「パニック!」読了

Pnic! なんとなく仕事も落ち着いて週末は釣りにも行けた訳であるが、そんな一昨日の朝の移動中の電車の中で、ジェフ・アボットの「パニック!」(ヴィレッジブックス文庫)を読み終えた。

 これは、カバーのデザインが書店でいきなりに眼を惹き、思わず手に取ってそのままレジへという流れで、新刊購入。
 まあ、ジェフ・アボットという名前は、もうずいぶん前に図書館シリーズの最初の「図書館の死体」を読んでいたので知って履いたのであるが…。
 本作は、それとはずいぶん趣のちがった作品で、その辺の興味もあった。さて、主人公は新進のドキュメンタリー映像作家エヴァン。ある朝突然、写真家の母親から理由も告げられず呼び出される。とるものもとりあえず母の家へいってみると、母親は無惨な死体に…さらにエヴァンも吊るされそうになる。
 そこへやってきた見ず知らずの男に助けられるのだが、こいつが信用できないエヴァン。
 さらに、コンピュータコンサルタントの父親の行方が不明。さらに恋人もいなくなって…。

 章立ては、一日ごとで全体で9日間がテンポよく展開する。以前の図書館シリーズとは全然毛色の違うスパイ?アクション。
 CIAやらフリーランスのスパイ組織やらが絡み、エヴァンの両親の過去が明らかになってゆく。
 それにショックを受けるエヴェンに次々と危険が襲う、このあたりがタイトルの所以か。

 それを乗り越え、敵と対峙するエヴァン、父と恋人の行方と安否は…。

 読んでいる間は、なかなかテンポもあって悪くないが、最終的なエヴァンの敵やら両親やらが、できすぎてて(?)個人的にしっくりこないものを感じた。それにエヴァンの成長していく姿も描こうとしたのでは…と思われるのだが、ちょっと成長しすぎの感がなきにしもあらずである。

 新境地を狙ったとのことであるが、これまでの評価からするとどうなんだろう?

 現在、創元推理文庫の高城 高全集第三弾「暗い海深い霧」へ進行中。

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