横山秀夫「深追い」読了

Fukaoi 11月もあっという間に終わったという感じ。一昨日、昨日とどこへも行かず、テレビ中心のゆるんだ2日間を過ごした。
 連れ合いのお友達が、ヨン様の「太王四神記」のDVDセットを貸してくださったので、2日間で1〜2巻(4話まで)を見たという訳である。
 たまたま、BSで見た大仰なSFX映像に、ややこしそうな伝奇物語っぽさに何回か見たところを連れ合いがお友達に報告、一方的に貸してくれる…ということになった次第、でも楽しんでます。

 そんな週末であったが、金曜土曜で横山秀夫「深追い」(実業之日本社)を一気に読み終えた。出版されたのは2002年と、ちと前のもの(現在は新潮文庫に収録)なのだが、人気の横山秀夫の作品としては、駅前のBook ○ffで200円と一番安かった。

この作品は、架空の三ツ鐘署を舞台にした7編の短編を集めたもの。そのうちの表題作「深追い」は、2005年にTBSでドラマ化されているようである(もちろん見てない)。

 作品によって主人公の部署が違っている。あるものは交通課事故係、刑事課鑑識係等々…。
 これまで、「半落ち」「クライマーズ・ハイ」と人気の作品を読んだが、一番感じたのは「うまさ」だった。今回も簡潔な表現でぐいぐいとストーリーを進めていくその手腕には脱帽である。
 そんなわけで、アッという間に読み終えてしまったというわけだ。

 どの作品も何か事件は起こるが、事件を追うことがけっして「メイン」ではない。そこから自然に主人公たちの心が浮かび上がってくる。
 ぐっとくるもの、ほろりとさせるもの、うなづかせるもの、結論まで描ききらない表現が短編ながら深い余韻を残す。
 ほとんど「名人芸」ともいえる「うまさ」である。これを200円で読めたのは幸せというほかない(もちろん値段のもんだいではないのだが…)。

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