J.リッチー「クライム・マシン」読了

Crime Machine 昨日は、買い物に吉祥寺の○ドバシカメラへ。ここのところの風邪と乾燥した気候を考慮して加湿器を購入。
 うちとしてはめずらしく旧松下、Panasonic製。熱を使わないハイブリット方式で吹き出し口からは、加湿器らしい白い蒸気がでてこない。湿度のディスプレイは60%の表示が点灯しているのだが…まあ、効果の実感はこれからか。

 といったところで一昨日の夜、ジャック・リッチー「クライム・マシン」(晶文社ミステリ)を読み終える。これは、AmazonのMarket Placeでもう一冊の「10ドルだって大金だ」と一緒に送料込みの2260円で今月始めに到着していたもの。
 本作は、一昨年2006年の宝島社「このミス」の海外部門1位獲得作品である。

 さて、内容はMWA賞を受賞した「エミリーがいない」を含む短編17編を収録した「傑作選」である。このジャック・リッチーは、短編専門の作家で、長編は書いていないようである。
 あとがきを兼ねた「ジャック・リッチーの小宇宙」によると「レ・ミゼラブル」さえ中編あるいは小冊子にできる」と語っているらしいのだ…ちょっとすごい。

 で、そのお手並みなのであるが、これまた有言実行というのか…なかなか切れ味の鋭いナイフのような鋭さ。無駄なものを一切排したようなシンプルな展開。
 で、単純なストーリーかといえば、ほとんどの作品にどんでん返しが待っている。う~ん、鋭い。

 中にはショート・ショートといえるような「殺人哲学」「旅はみちづれ」などの作品も、星新一(ほとんど読んだ事がなかったが)も顔負けの落ちである。
 お気に入りは、タイム・マシンをモチーフにした殺し屋が恐喝される表題作「クライム・マシン」、MWA賞受賞作「エミリーがいない」…いや、どれも甲乙つけがたい。

 以前は、短編が嫌いだったのだが、ここ数年ちょこちょこ短編集を読んでいるうちに、なんとなくその良さが分かってきたような、ないような感じである。
 切れ味鋭いジャック・リッチー、勝手にジャック・”ナイフ”・リッチーと呼ばせてもらおう。

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