森福都「肉屏風の密室」読了

nikubyobu ここのところ仕事の一つがスケジュールが決まらず、なんとなくズルズルとした感のある日々が続いている。そのうえ、もうひとつの仕事が、キュウキュウで…。
 しかしながら、徹夜をしたり休日出動というほどでもないので、昨日は高円寺まで散歩がてら昼食へ。本日は、ちょっとした自宅作業なぞを…。

 そんなところであるが昨日、森福都の「肉屏風の密室」(光文社)を読み終えた。これは、Amazonの古本で送料ともで600円弱だったかな。
 しかし、このタイトルはちょっとねぇ、そのうえカバーのイラストも…雰囲気は悪くないのだが、いかんせんタイトルと合わせると、どう見てもポルノな印象である。出た時も買おうと思ったのだが、ちょっと手が引っ込んでしまった。
 文庫化の時は、そこらへん考えたほうがいいかもね。

 で、中身はまったくそんなことはないのでご心配なく(べつに心配でも問題ないのであるが…)。
 巡按御史、希瞬があたかも水戸黄門のごとく活躍する「十八面の骰子」の続編である。今回は5編が収録されている。

 どの話も当時の風俗やら風習やらが、うまく盛り込まれていて飽きの来ない展開である。難しく考える必要もなく楽しくませてくれる。
 確かに表題作は、密室のつくりが文字通りで意表をついてくれる。その他も基本的に事件が起こって犯人を追う話であるが、最後はそれだけで終わらないスタイルで、ちょっとしたカタルシスが用意されている。

 どうやら、本書でこのお話は終わらないようで、後に尾を引く形で終わっている。希望としてはこの継ぎ辺りで、宿敵?(なかなかに興味深い相手たちである)を煮るなり焼くなりして欲しいところである。
 今の中国には、距離を置いてしまうが、昔の中国は面白い。

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