M.スペッツィ「連続殺人 赤い死神」読了

Il Violinsta Verde はやいものでアッという間に3月が終わって、本日から新年度がスタート。
 さっそく、地下鉄の駅の改札近辺には、新入社員らしき集団を見かけた今日この頃。今から二十数年前には自分もそんなような姿だった訳である。
 彼らのように、あらたな気持ちで新年度がやってくる訳でもなく、これから本格的になる仕事に備えながら、春のサッカー合宿の手配等に精を出したりするのであった。

 で、いまいち集中力を欠いてシックリ来ていなかった読書であるが、一昨日の晩にマリオ・スペッツィ「連続殺人 赤い死神」(扶桑社ミステリ)を読み終えた。
 作者は、島村菜津との共著「フィレンツェ連続殺人」をものした人物で、この事件取材でそれなりの名をなした元新聞記者。

この物語も「フィレンツェ連続殺人」の犯人”フィレンツェの怪物”およびそれを追った自らをモデルに書き上げられたものらしい。原作は1996年頃に出ていたようであるが、翻訳は一昨年。
 もちろん、駅前のBook ○ffで250円コーナーで適当に手に取ったもの。

 いやいや、何がいけなかったのか…こちらの精神状態・体調などなどタイミングも悪かったかもしれないが、さっぱり世界に入っていけないのだ。
 もともと酒を飲まないこちらとしては、主人公マルコ・ランディに感情移入ができない。「酒なんか飲まなければいいじゃないか」の一言で片付いてしまう。

 もともと連続殺人を追いかける話のはずなのだが、主人公のアル中治療、生い立ちが絡んで、何が話のメインなのか分からなくなって来る。
 このカウンセラー神父との会話が、なんとも現実味のない小難しい言葉が並べられて、中身が伝わってこない(ひょっとして翻訳が悪いのか…)。
 なんで、新聞記者の半生が、連続殺人と係ってくるのかも不明。
 カバーに記載された登場人物もほとんどが、ちょこっと出演で終わり。タイトルも「赤い」は原題にはないんじゃないの…Verdeって緑じゃないの…。

 まあ、こんなこともたまにはあるよな…と思うが、ここのところの読書不調状態の傷口に塩をすり込むようなひりひり作品(一応、状態を考慮しても)だった。

 しかし、現在進行中のスタンリイ・エリンは、こちらの不調状態を回復させるに十分な出だしである。

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