驚異の巨大結晶洞窟

 昨晩(4/18)のNHKの番組で「巨大結晶洞窟」というのが取り上げられていた。これはかなりインパクトのある映像で、目が釘付けとなった。

 そもそも「巨大結晶洞窟」とはいったい何なのか…、2000年に見つかった巨大な結晶が、その空間を埋め尽くす地下洞窟なのである。
 その場所は、メキシコ北部の都市チワワから1時間のところにあるナイカ鉱山の地下300m。今そこは、鉄の扉に閉ざされているとのこと。
 これは、盗掘を防ぐことと、洞窟のさらに地下から吹き出す熱気を防ぐための手段だという。

 とにかく、目にする映像が強烈である。さながらコナン・ドイルの秘境探検小説にでも出てきそうなビジュアルが、目に飛び込んでくる。
 洞窟の内部を照明を受けて白く浮かび上がる縦横に伸びる結晶が美しい、そこだけ見るとさながら結晶を含んだ水晶の鉱石表面の拡大写真の様である。

 しかし、そこに調査に入ったオレンジ色の耐熱スーツを着た人物が立っている姿が見えると、途端に一瞬目の錯覚か…と思ってしまう。
 なんとそこにある結晶は、最大のもので11mを超え、とてつもない重さだという。
 で、いちばん気になるのが、これが何の結晶かということ…これがなんと、水晶ではなく石膏の結晶なのだそうだ。さらに気になるのがどうやってできたのか…であるが、それはナショジオの記事で。

 この洞窟は、そう遠くない将来に人間の目に触れることは無くなるそうだ。鉱山の資源が枯渇し、閉山されて再び熱い地下水の中に沈んでしまうのだ。
 気も遠くなるような長い年月をかけて自然の力によって作り出された驚異は、ほんの一瞬われわれの目の前に美しい姿を現し、再び時間の彼方に閉ざされてしまう。

 なにやら無常を感じさせるではないか…、その強烈な映像のインパクトとわれわれから去っていくという無常感。近いうちにJ.G.バラードの傑作「結晶世界」を手にしているのは間違いなさそうである。

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