センチメンタルな旅〜Osaka

Awaji 昨晩から仕事で大阪に来ている。そこで、ちょっと時間ができたのでひとりでぶらりと、20数年ぶりだったと思うが学生時代にすんでいた辺りを歩いて見ることにした。

 以前からgoogle mapで学生時代に住んでいたアパートがいまだに健在であることは突き止めていたし、連れ合いの実家を訪れていた時など梅田までの移動の際に電車から一瞬かいま見えていた。
 とは言え、そこまで行ったわけではなかったので、自分が若き日に住んだ環境がどのようになっているか、どうしても見て見たかった。

 梅田からその昔乗り慣れた阪急京都線の準急にのり淡路駅へ。いつも出ていた改札を出、商店街を抜ける…思い描いていた光景はそこには広がってはいなかった。
 密集した家屋はどこにもなく、広々とした空き地とまばらな家があるのみ。かなりな衝撃を感じて一瞬、立ち止まってしまった。
 再開発というものであろうか…。

 いつも歩いた道が、もうよくわからないほどの変わりようである。城東貨物線のガードは変わらずそこにあるが、それをくぐった先は、ひなびた地方の風景だ。
 さらに、あのころ通った定食屋さんなどもどこにも見あたらない…。なにやら五感が変な感じになって、懐かしさだけではない不思議な状態に陥ってしまった。

 アパートを目指して歩いているのだが、時間を一気にさかのぼりながら地面ではない地面を歩いているようだ。阪急京都線のガードをくぐり、数十メートル歩けばそこが目的地だ。道の片側は変わることのない昔からの住宅が並ぶ、その向かいの空き地には、新しいマンションが建っている。
 そして懐かしのアパートが写真の姿で、25年の時を超えてそこに建っていた。なかを見ることはできなかったが、きっとなかも変わっていないんだろうな…。

 当時から数十年を経た古〜い古〜い(老朽化していたといってもいい)状態だったが、変わらぬ姿には驚きさえ感じてしまう。この一角を残して再開発され、巨大なマンション群に取り囲まれている。
 さらに近くでよくTVを見に行ったS井のマンション、そして偶然すぐ近くの自宅に住んでいたS山の家、微妙な変化はあるもののそこにある。

 そして、よく訪ねて音楽のはなしやら、下らない話やらで夜を明かしたtelさんのすんでいたマンション(当時はマンションだと認識していたが)へ向かって見る。
 新幹線のガード沿いにあったその建物だったと思われる建物はあるが、経年変化のためかこれだっという自信がない。
 風景の変化とともにこちらの記憶も経年変化してしまっているようだ。なにやら頭の中にどろっとした濃い液体を流し込んで、ゆっくりかき回されているようで、心拍数まで上がる始末。

 さらに阪急千里線方向へ歩き、踏み切りをわたるとそこはコリスガムの工場、ここも昔と変わらぬ香料の香りを漂わせている。
 大学の先輩(もちろん知り合いではない)漫画家いしいひさいちの作品にも描かれた下新庄駅へ、駅前には住みはじめてから開店した本屋さんがあったが、なんと今もそこに…。

 そして、淡路駅の反対口へもどる。目の前にあったミドリ電化はなくなり、一階のマクドナルドは仮設?店舗で営業中。少し、アーケードを歩いて見るが、そこは記憶が混乱するほどの思い入れもない上に、変化もドラスティックではない感じで、早々に引き上げることにした。

 切符を買って乗った阪急京都線特急のなかで、Microdisneyを聴いて見たら、車窓からの風景は完全に80年代になっていた。思いの外センチメンタルな旅となった。
 かけがえのない思い出の場所は、大げさに言うと魂を揺さぶるなぁ。

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