お次はゲテモノ、J.オースティン+S.G.スミス「偏見と高慢とゾンビ」

koman_henken_zombi 現在侵攻中の「リーバス」新作が思いのほか大作で時間がかかりそうなので、ここらへんで一気に読了後放置本を攻めておこう。
 明日を越えればとりあえず一山は超えられそうだし、今日はすこしだけ時間的な余裕もできたことだし…(昨日も連絡待ちで時間ができたので藤親子を書いたのであった)。

 で、なんとも問題作、J.オースティン+S.G.スミス「偏見と高慢とゾンビ」(二見文庫)である。これは、新刊書店のさらに文庫本新刊コーナーで発見、英国文学の名作をゾンビで味付けし、アメリカで100万部のベストセラー。
 そのうえ、ナタリー・ポートマンが映画化権を買ったとか…、に惹かれてというわけではないが、その名作にゾンビを登場させてどう料理しているのかが、とても気になって手を出してしまった。

 結果は…、?である。あとがきを読んでも、どういう経緯で本作が書かれたかの詳細は不明。何が狙いなもかも見えない。
 ストーリーのほとんどは「高慢と偏見」のそのままだと思われる。舞台となった18世紀末の英国はゾンビ病が蔓延し、死者が続々と蘇り、生者を襲う。
 少林寺拳法を修行したベネット家の娘たちが、ゾンビと戦い、上流階級の男性と恋愛するという、身も蓋もない展開。

 まあ、もともと名作と名高い?元のお話がゾンビ抜きで成立しているだけに、ゾンビ部分が浮いている。これなら少林寺拳法と空手を軸にアクションを全面に持ってきた方が…などと考えてしまう。
 「全く新しい作品に生まれ変わった」などと謳われてはいるが、かなり無理がある。
 ゲテモノとして捉えれば、それはそれで読んでる間は楽しめなくは無かったが…。

 恐らく、ビジュアル化を当て込んで書かれたものだろうから、映画化されれば「おバカムービー」として盛り上がりそうな感もなくはない。
 まあ、おバカ話を楽しめる方ならダイジョウブかな、お好きな方にのみオススメ。色んな意味で問題作、マニアックで絶版後に高値を呼びそうでもある(笑)。

 このあとも同じ手法の作品が書かれているらしいので、二見書房が出してくれるでしょう。たぶん手は出さないけどね。

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