浅暮三文「再び、ラストホープ」と「幻の探偵雑誌」シリーズ6『猟奇』傑作選

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 分身の術が必要になりそうなスケジュールが来月頭まで続く。昨日、本日も週末というのに自宅作業、これでなんとか月曜からの時間を捻出できそうだ。

 HMV渋谷が本日までで営業終了、先週火曜にのぞいたところ通常輸入盤30%引きということで5枚ゲット、粗品にタオルを貰う、すこしばかりCD時代の終わりを感じる。

 話はかわって、ベランダの植物たちは、ここのところの暑さにどうにかなりはしないかと心配したが、ミニトマト以外はまずまず元気な感じである。ミニトマトは暑さにやられたというより、ハダニの発生で随分と葉っぱが枯れてしまって勢いを無くしたのと実を残しすぎて全体にパワーが足りなくなったということだろう。
 とりあえず葉っぱの裏表への水の霧吹きと指でのつぶしというハダニ対策はまめに行って、ここ数日で持ち直しつつあるが…。

 で、そんなバタバタした日々で読書もイマイチ速度ダウンといったところ、そのうえBlogを書くパワーも不足がち。それでも前回書いてから2冊を読了。

 まずは、フライフィッシャー作家の浅暮三文「再び、ラストホープ」を先週水曜に読了。前作「ラストホープ」を4年前にフライフィッシング絡みのミステリーということで読んで以来ということになる。
 本作もフライショップ「ラストホープ」共同経営の二人を中心にしたドタバタのクライムコメディ。

 「ラストホープ」の東堂の作ったフライが国際大会で賞を受賞、パリでの大会に参加し、ついでに一儲けを目論んだのであるが…、フライは売れず、そのかわりにフランスの片田舎の町村合併でバレそうになった村の裏金回収を頼まれることになるのだが…。
 そのさきは直接釣りとは関係のないストーリーとなるが、各章がフライフィッシングの用語が割り当てられていて、そのタイトルにちょっとトゲがあって興味深い。

 次々と訪れるアクシデントになんとか策を練って対応する東堂たち。いつの間にか舞台はルーブルに…とスケールは異常にでかくなるし、どうやって結末までこの大風呂敷を納めるのかと興味は最後まで尽きなかった。
 まあ、前回同様の結末ではあるのだが、それはそれでドタバタぶりが十分楽しめる。ただ、ルーブルの警備ってきっとそんなに緩くないよなぁ…などなど、少しばかり怪しいところもないではないが…。

lryoki.jpg その後読み終えたのが、光文社のミステリー文学館編集の「幻の探偵雑誌」シリーズの6「『猟奇』傑作選」。少し前にシリーズ2の「探偵趣味」を読んで、このシリーズの価値を再発見、引き続き読んでみることにした。

 こちらも「探偵趣味」同様、夢野久作の「瓶詰めの地獄」など既読の作品もあったりするが、コラム「りょうき」の再録が雑誌が発行されていた頃の探偵小説文壇や映画事情がうかがわれてなかなか興味深かったりする。
 収録作としては、山下利三郎「朱色の祭壇」と山本禾太郎「仙人掌の花」が個人的に印象深かった。

 このシリーズは、読書の気分転換にちょうどよい感じなので、残りのものも出来るだけ読むことにしたい。Amazonなどでは、そこそこ手ごろな値段で入手できそうだしね。

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