F.v.シーラッハ『コリーニ事件』読了。

Eden Road

 昨晩、F.v.シーラッハ『コリーニ事件』(東京創元社)読了。

 ピリッと締まって無駄のない作品。いつものように極限までそぎ落とされた事実が、読むものの胸に迫る。  
 財界の大物を殺してしまった老境に入ったイタリア系の男コリーニ。 犯罪や不正に関わること無く機械組立て工としてまじめに働いてきた男がなぜ?その動機は、コリーニから語られることはなく謎のまま。

 彼の弁護を引き受ける新米の弁護士ライネン、殺された人物は、彼の親友の祖父だった。彼は、弁護士という仕事に情熱と誇りを持って臨み、担当を外れないかとの誘いも断る。

 やがて事件の驚くべき真実が明らかにされる。
 今回も現代ドイツ社会につきつけられた過去が切れ味鋭く描かれる。
 著者初の長編とはいえ、かなり短めで展開も文章もシンプル、それだけに衝撃は大きく深い。
 ドイツ本国でも大きな反響をよんだとか…、読むべし。

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