M.シューヴァル+P.ヴァールー『ロゼアンナ』読了。

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 一昨日の夜、マイ・シューヴァル+ペール・ヴァールー(夫婦)『ロゼアンナ』を読了。  『笑う警官』で名を成したスウェーデン・ミステリの金字塔”マルティン・ベック”シリーズの第一作で書かれたのは1965年。

 少し前から盛り上がっている(一部にだけ?)北欧ミステリの元祖、さきがけである。いまや北欧・スウェーデンといえば、H.マンケルの”ヴァランダー”の印象が強いが、ヴァランダーの社会背景をえぐるような鋭さと重さも、このシリーズが無かったら生まれなかったのかもしれない。
 そんなことも思わせるシリーズ。

 実は、昨年秋に『笑う警官』の新訳版が出たこともあって、旧訳(実はこれしか読んでない)を読み直して、新訳(原書にも加筆・改筆があるらしい)と読み比べようと思っていた。
 
 そこで、どうせなら未読の他の作品を読んでみましょ…と一念発起。Amazonで比較的お手頃に7作を入手。第一作から取りかかることにした。

 夏のある日、運河から一人の女性の全裸死体が上がる。捜査に取りかかるベックたち。
 その素性がなかなか見えてこない、やがて女性はバカンスにやって来たアメリカ人女性ロゼアンナと判明、彼女は性に積極的な女性だった…。
 しかし、彼女は誰に・なにゆえ殺されなければならなかったのか…捜査は行き詰まる。
 そして粘り強いベックたちの捜査で一人の男が浮かび上がる…。

 ベックのプライベートや社会背景が織り込まれ、長くはないが手応えあり。その結末も50年前にしては、サイコ?
 早速次作『蒸発した男』に取りかかった。

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