栗田信『醗酵人間』読了

Hakko_Ningen_Pola.png

 先月末に読み終えていたのだが、いろいろでアップ出来ていなかった、日本SF界の天下の奇書、栗田信『醗酵人間』。
 ”ヨーグルト人間”(何故ゆえ醗酵人間なのか、理論的な説明はない)という奇想天外な発想のアンチ・ヒーロー・九里魔五郎が、縦横無尽に暴れまくる…ということなのだが、このキャラクターはむちゃくちゃなのだが、物語はよく出来ていて思ったよりもちゃんと読ませる。
 著者は、俳優もしていたらしく映画・映像関連も織り込まれ、なかなか興味深かった。その分、映像的な展開も意識して描かれている。

 『醗酵人間』の続編ともいえる『改造人間』も収録、これまたLSDで人格改造を行い?、殺人が繰り返される。当時としてはLSDは、はっきりと”危険ドラッグ”認識がなかったのかも…。
 このほか、連作『台風圏の男』、傑作短編など貴重な栗田作品が読める。言われるほどゲテモノでもない。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中