P.ルメートル『悲しみのイレーヌ』(文春文庫)を読了

 今日は、昼間に荻窪の回転寿司へ(笑)意外や意外、リーズナブルで思ったよりもうまかった。

ところで、先週のうちにP.ルメートル『悲しみのイレーヌ』(文春文庫)を読了。年末から年度末にかけてのバタバタで読書エンジンは出力不足でスピードダウン中。
本作も思いのほか時間がかかってしまって、作品自体のテンポを体感できないままになってしまった。
とはいえ、内容は文句し。まあ、『アレックス』を読んでいるので分かってしまっている部分もあったり、なんとなくコイツじゃね…と思ってしまったりするのであるが、過去のミステリーに対する思いも盛り込まれて、ニンマリしたりする。

できれば『アレックス』より本作を先に読むことをお薦めする。

フェルディナント・フォン・シーラッハ『禁忌』読了

 先週のうちにフェルディナント・フォン・シーラッハの『禁忌』(東京創元社)を読了。
通常のミステリと呼ぶには無理のある展開であるが、事件が起こり、裁かれる者、裁く者、弁護する者が登場する。

主人公?エッシェンブルクは、貴族の末裔で特殊な色彩感覚を持った写真家である。前半は彼の生い立ち、その後は検察、弁護士、裁判の経過が描かれる。
もちろん事件が起こり、エッシェンブルクは逮捕され、自白し…という展開。
何かを書くとネタバレになりそうなのでここまでとする。

相変わらずするどくシンプルな文章、原文もそうなのだろうが、翻訳の酒寄さんの力もあるのだろうと毎度痛感する。
当然、エッ?となるような結末も…難解といえば難解、シンプルといえばシンプル、今回もシーラッハの罠に嵌まるのであった。

Music Airなるチャンネルが充実

 契約中のケーブルTVにMusic Airなるチャンネルがあるのだが、これがなかなかいい。
 これまで、視聴可能な音楽専門チャンネルは、Jpopやダンスミュージック中心で見る気にもならないものばかり…と思っていた。当然、視聴数が圧倒的にそちらのほうが多いと思われるのでしかたがないとおもっていた。

 たまたま昨日、チャンネル送りの途中にこのチャンネルでT.Monkの映像に遭遇、そのままその後のB.Evans、そしてFrank Zappaのドキュメンタリー(全部を見る元気はなかったが…)と充実の展開。
 これまでの音楽チャンネルでは考えられないラインナップ、スタンダードなジャズものはもちろんだが、Zappaはちょっとすごい。見入ってしまった。

 本日もマドンナのドキュメントはともかく、S.RollinsやらM.Roachやら…シブい。深夜あたりにはZeppの特集やCreamの再結成ライブ等々充実ぶりがタダ事ではない。

 ネットの番組表を見ると明日は、22時にBeatlesのUSAドキュメント、続いてKraft Werkのドキュメントとさらに明後日はThe Whoの特集と流行りモノだけではない番組が入っている。
 以前のようにムキになって深夜までという気持ちはないが、ちょっとばかし録画装置のないのが残念になった(録画してまでは見ないけど)。

 さすがにオッサン向けの音楽チャンネルも必要だということ気がついてもらったのはいい傾向かもしれない。

ベン・H・ウインタース”ラスト・ポリスマン”3部作読了

Last_Polisman 一週間ほど前に読み終えていたのだが、なかなか落ち着かない状態で先送りになっていたベン・H・ウインタース ”ラスト・ポリスマン”3部作。
 『地上最後の刑事』、『カウントダウン・シティ』、『世界の終わりの7日間』(いずれもハヤカワ・ポケットミステリ)。

 舞台は、いつとも知れない近未来?の地球。ニューハンプシャーで刑事となった男ハンクが主人公の連作である。
 第一作は、マクドナルドのトイレで自殺したとみられる男の事件にあたる。ハンクは、殺人として事件の捜査するのであるが、世が世なだけに警察の熱意は低い。なぜなら地球は数カ月後に小惑星”マイア”との衝突でカタストロフを迎えるのである。

 2作目は、知り合いの女性からダンナを探して連れ戻してほしいと依頼されるハンク。これまた一人で事件に取り組む。

 3作目は、ある種の反政府?的グループに参加した自分の妹を探すたびに出るハンク。

 3作とも日に日に滅亡へ向かって突き進んでいるのであるが、思いのほか穏やかな日常の延長が描かれるが、流石に3作になると各所で多少アナーキーな状態もでてくる。
 とはいえ、そこらじゅうでパニックとなって…というようなことはない。

 終末へ向かうことを大筋受け入れながら、日々できる範囲で生きていくハンクや周囲の人々の姿が、淡々と描かれる。
 正直、どんどんエスカレートして破滅へ向かう恐ろしい世界を予想していたのであるが、基本は人間と家族を描く地に足の着いたミステリーである。

 もっと早く読みたかったのだが、古書で第2、3作を入手後、第一作がゲットできずにいた。後半、ちょっとバタバタで思いのほか時間がかかったが、評価に違わぬ作品だ。

Softbank Air、時間帯で…

Softbank Air、アクセスが集中する夜になると速度はガクンと落ちる。
朝は、快適な下り速度だが、上りはイマイチ。夜は、下りがトロく、上りは朝より速いくらい?
やっぱりSoftbankのサービスだけに安心はできない状態だ。とはいえ数年はこれで行くつもり。

YahooBBからSoftbank Airへ

 今年に入って、YahooBBのADSLが途切れることが頻発。回線が悪いのか、ADSLmodemが悪いのか原因は不明。
 引っ越してから速度も落ちたような印象が続いていたので、昨年夏前頃に一度Softbank Airへの変更を決めて申し込んだところ、なんとサービス区域外で断念していた。
 ここのところのADSL不調もあって問い合わせたら、サービス区域内になっていた。

 そこで、なんどか電話で問い合わせ、変更を決定。
 現在のYahooBBのサービスを継続しつつ切換えが可能なうえ、工事も不要なうえに、店舗でAirターミナルを受け取って電源を入れて即使用開始できる手軽さ。
 速度もこれまでの3倍位か…?使用料のもほんの少し割安に。

 ADSLなどの低速環境の方以外には特別おすすめするようなことでもないが、これまでの状況からの改善は明らかだ。

D.M.ディヴァイン『そして医師も死す』読了

Doctor_also_die  昨日、イッキに読了したのがD.M.ディヴァイン『そして医師も死す』(東京創元推理文庫)。
 年末のバタバタの中、なんとなく読書の巻き返し、実はこのところの本はほとんど古書でゲット、これもそう。

 ディヴァインの第2作、地方都市の病院の共同経営者が不慮の死を遂げる。その死は殺人、医師のターナーに疑いをかける者が…。
 ターナーの語りでストーリーは展開する。彼と死んだ医師をめぐる複雑な人間関係が、描き出されていく。
 典型的な英国ミステリーで、じっくりと背景が描かれていることもあって、多少イラっと来るところがないでもないが、これは1960年代に書かれた作品ということもあって、最近のジェットコースター的展開とはいい意味で程遠い。
 ゆったり、じっくりと愉しむことを意識したら、イッキに残り半分を読み終えた。

 これでディヴァイン作品を読むのは、8作目で全部創元推理文庫もの。その前に今はなき教養文庫での作品があるのだが、きっと残りも東京創元社が出してくれるだろう。
 ちなみに、”このミス”の今年の16位である。